ソフトSMの教科書 …優しくいじめられたい

ソフトSMプレイ

ソフトSMで性感開発

SMと聞くと痛そうなプレイのイメージですが、痛みよりも”気持ちよさ”を追求したソフトSMという区分けがあります。
本当に好きじゃないと手を出せないのはハードSMですが、ソフトSMはそれよりもずっと間口が広く、ノーマルな性癖からでもトライしやすい入門的な存在です。

ソフトSMは痛くないSMの一つで「ちょっぴり強引に、優しくいじめられたい…」というニーズを満たしてくれます。
ある意味では性感開発と似ており、エッチの快楽を底上げする効果があります。
また、ソフトSMはノーマルなエッチでは気を使ってしまって気持ちよくなれない…というMさんにおすすめのプレイです。

本記事では、気持ちのいいSM…ソフトSMとは何なのか、プレイの実例を交えながら紹介していきます。

ソフトSMとは何なのか? ハードSMやM性感との違い

イメージ的には
気持ちよさ > 痛さ
であればソフトSMで、逆になるとハードSMだ、と言えます。
ただし上級者になると痛みから快楽を引き出す人もいて一概には言えません。

さらにソフトSMも二つに区切ることができ、ソフトSMよりもさらにソフトなものにM性感があります。
違いというと、SMっぽい道具を使うか、上下関係があるか?といった点でしょう。
ソフトSMにはこれらがあり、M性感にはありません。

表にするとこんな感じです。

大分類SMノーマル
中分類ハードSMソフトSM名前のない白いゾーンノーマル
小分類ソフトSMM性感????


一般的な定義を考えるなら、ソフトSMは「身体へのダメージが比較的少なく、かつSMっぽい道具を使うプレイスタイル」と言えます。

SMしてみたいけどちょっと…と二の足を踏むの理由は、痛そうだからというのが大きいと思います。
であればソフトSMの”安全”ってめちゃくちゃ重要ですよね。
加減すればいいとかではなく、加減を多少間違えても安全なプレイ…つまり身体へのダメージが少ないことはいいことなのです。
以降ではこのダメージが少ないという観点からソフトSMプレイを紹介していきます。

ていうか、そもそもSMってなによ?という方向けの記事は↓↓になります。

ついでに、SM未満の”Mっけ”については↓↓で紹介しています。

ソフトSM調教プレイの例… 軽い拘束と目隠し

ここからは実例を紹介していきます。
ソフトSMっぽいアイテムの2台巨頭は拘束具と目隠しです。
この二つで大体のソフトSM要素は満たせる…かもしれません。
早速、どのように使うのか見ていきましょう。

ソフトSM2大アイテムその1…拘束用グッズは手錠を使おう

手錠などで手や足をある程度拘束します。

一番簡単なのは、アダルトショップ他で売っている手錠を使う事です。
手軽に、危なげなく拘束することができます。

後ろ手で拘束されてしまえば、Mさんにとっては胸や股間を隠す手段がなくなります。
恥ずかしい部分が丸見えになってしまうため、羞恥心が強く沸き起こるでしょう。
そして「どんなにエッチなことをされても抵抗できない」という事実から、逆に無限大の快楽を想像してしまったりもします。

手錠をかけられるM女

ほか、縄やタオル、ネクタイなどで代替することもできますが、ソフトSMの範疇でやるならやはり手錠をお勧めします。

理由は記事の最後の方にも書きますが、手錠の方が拘束が緩く、つまり動かせる範囲が広いのです。
手足がフリーな状態に比べたら制約はかかるものの、Mさん自身で痛ければ動かしたりといった意思が反映できる程度に稼働範囲があるのです。このように広い意味での自衛に有利です。総合的なリスクが少なくなります。


タオルやネクタイも拘束用アイテムになりえます。
手錠よりはきつく縄よりは緩い…という具合ですが、変に圧迫したりするとしびれたりしますから、手錠があればその方がいいでしょう。

*ここでいう手錠はあくまでSMプレイ用のものです。
絶対外れないくらいギチギチに締め付けることはありません (ていうかできません、おもちゃなので)

縛った後はベッドであれこれすることになりますが、ここでも色々と気を回してあげましょう。
後ろ手に縛ったまま仰向けに寝転がせると、体の重みで手首が圧迫されてしまうので、枕を腰の下にひいてあげたりして、分散させるなどします。

うつ伏せにするというのもありますが、顔が押し付けられることによるメイク崩れ(特に付けまつげやマスカラなどのアイメイク)を気にするMさんもいます。男性的には気づきにくいポイントです。細かい心配事は、快楽への集中力を切ってしまいます。しっかり先回りして配慮するのが充実したプレイをするコツです。

縛ったところが後から痛くなってくることもあります。S側は変なプライドを持たず「痛くないか」とか「きつくないか」とMさんに確認しながらプレイしましょう。Mさんも遠慮せず、痛み、手の冷たさ、しびれなどの違和感を感じたら素直に伝えましょう。

縄の場合、縛られた後はほぼ動けません。完全に相手に体を預ける形になります。
もともと事故が多いアイテムで、プロがやってもまだリスクは残る…といった代物で、気軽に手を出すものでもありません。強い拘りがなければやめた方がいいでしょう。

ソフトSM2大アイテムその2…目隠しで快楽80%UP?

よく使われるのは拘束用の手錠と目隠しです。
体の自由と視界の自由を奪うことによって、余計な考えごとを減らして、体の感度を上げていきます。
周りが見えないことに対する不安、いつ触れられるんだろうという期待…いずれも興奮のためのスパイスになるでしょう。

どちらか一つでソフトSMをするなら、僕なら目隠しを選びます。
より安全だし、新しい快楽を引き出せる確率が高いからです。

暗い夜道を歩いているとき、昼間よりも音や感覚に敏感になったという経験はないでしょうか?
道にはみ出した木の枝などがふいに体に触れると、飛び上がらんばかりに驚いてしまいます。

似たような話だと、見えない位置…後ろから触られるような時は、ちょっとの刺激でもびくりと反応してしまったことがあるはずです。

これには理由があって、人間の脳は普段、80%が視覚の処理に向けられているという研究結果があります。夜になって見えるものが減ると、視覚の負担が減り、別の感覚が鋭くなるのです(感情的にも昂ったりします)

ソフトSMで目隠しをした場合は、80%が丸々空きます。その分敏感になるのは「聴覚」や「触覚」です。これ気持ちよさのブーストに振り向けられるわけです。

相性がいいのは、耳元でささやかれる言葉責めなどでしょう。
想像しただけで、ゾクっとする方もいるかもしれません。

様々なソフトSM調教プレイ

もともとSMに興味がなかったノーマルの人であっても、ソフトSMに触れて性癖が目覚めるケースは多いものです。
何故かというと、気持ちいいからです。
今まで知らなかった世界を知ってメロメロになってしまうのです。

先ほど紹介したような拘束、目隠し以外にも、身体にダメージが少ない、ソフトSM向けのプレイが色々とあります。
ソフトSMの場合、いざというときはMさん側が危険を回避できる程度に自由度があるものがほとんどで、だからこそ比較的リスクが少ないと言えます。

内容については、それぞれ個別の記事があるので紹介していきます。

ソフトSMプレイ紹介…快楽系

快楽への欲求は本能です。気持ちいいのが何よりです。
ソフトSMではノーマルなエッチと異なる角度から快楽にアプローチできます。
快楽系プレイがお勧めな人の特徴は以下の通りです。

・目隠しをしたり、手を縛ったりすることで「いやらしい自分」を認識し、いつもよりずっと濡らした人。
・息も絶え絶えになるくらい、気持ちよさでおかしくなってしまいたい人。
・アナルプレイで「こんなのダメなのに」と言いながら、いつもとは全く違う嬌声を上げる人。

ソフトSMプレイ紹介…隷属系

女は大事にされるもの。美しくあるもの…という概念を崩す、いわゆるダメなプレイです。
性別の壁を取り払った先に、一人の個人が現れます。

本当にあなた自身を見つめるなら、女でなくなる時間が必要なのかもしれません。
隷属系は、自分自身の品位を落とし、下になるプレイです。
隷属系プレイがお勧めな人の特徴は以下の通りです。

・足で踏まれて、上下関係をしっかり感じたい人。膝をついて「舐めさせてください」と許可を請い、シチュエーションそのものに酔ってしまう。
・口の自由を奪われたい。しゃべれないし、涎もだらだら…人形みたいに扱われたい人。
・究極のダメ、人間性の否定。排泄で徹底的に貶められたい人。

ソフトSMプレイ紹介…羞恥系

恥ずかしいのは、自分がそれをエッチなことだと考えているからです。
内側の劣情を見抜かれ、表に引きずり出されることで、いままで感じたことのない高揚感が生まれます。
興奮と気持ちよさは身体のみならず、精神的な部分からも生まれてきます。
自分自身のコントロールを他人に明け渡すことで、自分自身の劣情に集中できる…羞恥系はそんなプレイです。
羞恥系プレイがお勧めな人の特徴は以下の通りです。

・自分の考えを見透かされて、言葉で責め立てられたい人。
・恥ずかしい姿をずっと隠しているのに、いつかそれを開放したいと考えている人。

ソフトSMプレイ紹介…苦痛系

苦しい、痛いも悪くない…と思っているからこそSMについて調べているのだと思います。
追い込まれることで強いストレスを感じます。このストレスから解放された瞬間こそが快楽のブースターです。
程度問題ではありますが、ローソク、スパンキングあたりは比較的体へのダメージが少なく、ソフトSMにも取り入れやすいプレイでしょう。
苦痛系プレイがお勧めな人の特徴は以下の通りです。

・ちょっと痛いのを試してみたい人。
・お尻を叩かれることに特別な感情を持っている人。
・痛くないけど、責め立てられる体験をしてみたい人。

注:これはもう完全にハードSMです↓↓

ソフトSMのメリットその1 今まで知らなかった気持ちよさを知る

最後にソフトSMのメリット、デメリットを紹介します。

まずメリットその1は

「新しい自分を発見して、今まで知らなかった気持ちよさを知ることができるから」

です。

ノーマルの人であっても、ソフトSMに触れて性癖が目覚めるケースは多いものです。
今まで体験したことのないプレイは、ノーマルな感覚でいうと「許されない」壁に見えます。
ここを踏み越えたとき、新たな世界が見えることは想像に難くないでしょう。

ソフトSMは「調教」です。
Mさんは自分のために、性的快楽をしっかり受け取っていい時間なのです。
だからこそ、ソフトSMは「共同作業」であるノーマルエッチとは一線を画しています。
そのためだけに使われる自分の体を認識したとき、初めての興奮が手にできます。

一般的に、調教が進む=仲が深まってくる
と、いろいろな変化が訪れます。

・前よりもエロくなる

もその一つです。
元々そうでもなかったのに、どこでそんな伸びしろ(?)が発生したかというと、羞恥心がエロさにブレーキをかけていたけど、だんだん好奇心というアクセルが上回ってきた…というパターンです。

付き合いたての恋人同士でもこの現象は見られます。
初めてのデートで赤面していたのもつかの間、ベッドの中で一緒になる日がやって来ます。最初のうちこそ「電気消して…」とか、声が出すぎないように抑えたりしていますが、だんだん慣れてくると安心して自分を見せられるようになっていきます。

外から見える「エロい」が拡大していくのです。
無口に照れていた女の子がいつの間にか大胆に…いいですね(違)

少しずつ心を開いていく手段がソフトSMであっても、別にいいはずです。
体を見られたら恥ずかしい、声をあげるのが恥ずかしい…よりも、自分自身が気持ちよく、幸せに生きたいですよね。

ソフトSMのメリットその2 ちょっとだけ強制力…感じても「しょうがない」と言い訳できる

羞恥心、自己規制の強い人こそソフトSM向きです。
普段乱れられない理由は、乱れてはいけないと考えているからです。
逆に、乱れていい場所だったら…? そう、しっかり乱れることができます。

ソフトSMはノーマルエッチのちょっとだけ隣にあり、ノーマルとの違いは下記の2点です。
・Mさん側が明らかに受け身になる。
・Mさん側は乱れることそのものを楽しむ。
という違いがあります。
従って「好きな人の前だから、きれいに振舞わなくちゃ…」ということを身構えを取り去ってくれる効果があります。
ソフトSMしよう、となった時点でS側はえっちに「堕として」やろうと思っているし、M側はそういうことも含めて了承済みのはずで、お互い遠慮するようなことは何もありません。
普段、エッチの時に「どうしよう…」と考えて緊張しがちな人ほどソフトSMは気持ちいいものになります。

ソフトSMのいいところは、あくまで「SM」だという点です。
どういうことかというと、性に対するモラルを多少侵しても、SMだから…という言い訳ができるのです。

普通の人はエロと言っても限度があって、どこかで「いくらなんでも、そんなことやっちゃだめでしょ…」というモラルがどこかにあります。気持ちよさへの好奇心と裏腹に、普段一生懸命抑えているアレです。

目隠し拘束されたり、手を縛られたり、相手の目の前でやらしいことしたり、エッチのハードルを下げさせられたり、ひっぱたかれたり、言葉責めされたり…

羞恥心が「やらしいと思われたくない、いい女に見られたい」という気持ちをベースにしているのに対し、モラルは「人としてどうなの?」と思われるかもしれない部分であり、本質が異なります。
普段モラルにあふれてる人だからこそ、アンモラルの気持ちよさが際立つのです。

ソフトSMのデメリット … お相手選びが難しい

ソフトSMへの興味を捨てきれないMさんは「誰かに自分の淫乱さを知ってほしい」という内心を持ったりします。
それは日常生活ではまずキャッチされることのない思いです。
逆に、非日常…たとえばこんなサイトでは全く問題なく受け入れられるでしょう。自分よりも向こうが変態だと思えば、自分も多少変態なことを言っても許される…という単純な理屈です(笑)

そう、当サイトに寄せられる相談メッセージにも、ソフトSMの相談はそこそこの割合であるのです。
しかも、意外なことに彼氏持ちの方が多いように見えます。

この場合、お付き合いしている相手にはやはり遠慮があり、それは
・そんなこと言えないという羞恥心
・言ったら引かれるかもという不安感
・そんなこと、そもそも許されないと思っているモラル
の遠慮3点セットが付帯しています。

実際のところ、恋愛と結婚は別と言われるように、将来的なパートナーにはあまり自分の変なところを見せたくないというしがらみがあります。
このしがらみから解き放ってくれるのは、よく知らない相手、しかも持続しなくてもいい相手…というわけです。

ソフトSMはSMの中では手を出しやすいとはいえ、メジャーなプレイとまでは言えず、日常で叶えることは難しくなっています。また、結構繊細なテクニックが要求されます。
この二つを同時に兼ね備える人と自然に巡り合える確率はほぼゼロです。

してみたいことをするのに、わざわざ遠回りする必要はありません。ひとまずその世界を知ってみたい、という方は、分かってくれそうな経験者に言うのが近道です。

ソフトSMを体験してみたいかも…?と思った方へ

SMと名前がついていながら、危なくも痛くもないソフトSM…とても魅力的ですよね。
難点を言えば、デメリットでも紹介したように、相手選びが難しいという点です。
手軽に体験するチャンスは、実は白いゾーンの体験システムの中にあります。
もしご興味のある方は、ページ下部の”体験相談”からメッセージをお送りください。お待ちしています。
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