M性感 暴かれた女体 美沙 (28) インストラクター

misa_IC 体験女性ドキュメンタリー

何年間もふたをしてきた「あこがれ」

美沙は習い事を教えている立場にある。相手は富裕層である場合が多い。
自然と、普段から厳しい目にさらされる。見る目の厳しい人たちが認める存在でなければ「先生」は務まらない。

ナチュラルなメイクに、上品なブラウンのロングヘアー。誰が見てもそつのない美人が、背筋をすっと伸ばして座っている。
相対する僕の方が身長は高いのだが、視線が下になりそうである。
デスクワークで鈍った体が恨めしい。

「気付いた時にはMっぽい気質になっていた気がします。
でも現在のパートナー含め、過去にもあまり満足いく経験ができたことがありません。
彼のことはとても愛していますが、性的な嗜好は合わず勝手なフラストレーションが溜まっている状況です。
こんな事はあけすけに相談できませんし、怖い男性に捕まるのも嫌で、今まで悩んでいました」

美沙のメッセージは、慣れ慣れしすぎず、警戒しすぎず、絶妙な距離感が保たれていた。
性的な悩みに触れ、描写も時に直接的でありながら、下品にはならない。

「きっかけは学生時代だったような気がします。
何度か関係を持った男性が、優しい人だったんですが、私が酔った際に躊躇わず指を口に突っ込んで吐かせたり、ベッドで少し触っては放置を楽しむような人で、それが強烈な快感でした。

また、電車で痴漢に遭った時や整体でやや際どい施術を受けた時も、駄目なのに何故か気持ちよくなってしまい、それもなのかな?と思っています」

会うとわかることだが、美沙の外見はまさに「イイ女」である。
締まった身体つきも、丸い尻も、日ごろからジムで汗を流した成果なのだという。
スケベな整体師が出来心で手を出してしまうのも、分からなくはない。

「彼とはもう何年もの付き合いでお互いとても好きなのは分かってるんですが、セックスレスなんです。どうも私の方が性欲が強いみたいで、持て余してる感じです」

体験相談にメッセージをくれる女性のうち、実に半数以上はパートナーがいる。
セックスレスであるというパターンも多い。
彼女らはひっそりと出会い系に手を出したりするのだが、そこでときめくことは少ないようだ。
特に「SM」というジャンルで良い相手が見つかることは少ない。殆どの男性は、ただ高圧的だったり、身勝手だったりするだけだ。M女性の隠れた願望にフォーカスしてくれる人が、いったいどれくらい居るというのか…

そして、何かの拍子に全てを話してしまいたくなったとき、彼女らはこっそりと読んでいた僕のサイトを思い出す。

何かしてみたいことはありますか?という僕の質問に、美沙はあやふやな答えを返す。

「何だろう、へろへろにしてほしい?んです。自分でも何を言ってるんだろうと思うんですが…。ハルトさんに言うのも矛盾してる気がするんですけど、テンプレートなSMのイメージのどれもあまりピンとこない感じなんです…」

美沙の性癖は、聞くかぎりそんなに逸脱したものではない。
ハードなSMは見るからに違う感じがする。では、ソフトなSMが合うのか?というと、そうでもない。どちらかと言えば、快楽に弱いタイプ。SMよりも、もっとうっすらした「Mっ気」…ジャンルで言うとM性感のようなものこそ合いそうだった。

もし本人がそれを自覚していたとしても、それをはっきりと口に出すことは無いような気がする。
今こうして、目の前で紅茶を飲んでいる美沙はどう見てもスキのない美人なのである。

「いいなと思った男性でも、実はMっぽい人だったりして…それだけじゃないんです。なぜか私がSに見られちゃって、いつも幻滅するんです」

話しぶりも、スッキリと嫌みのない感じで、大人の女といった風情だ。普段の生活の中で出会ったのなら、たしかに僕も彼女がMだとは思わなかったかもしれない。
美人の先生。ハイスペック。高嶺の花。
どう見たって、男のほうが釣り合うかどうかを測られる存在となる。

事実、美沙はそうしてきた。
自分がコントロール可能だと思う男は、最近は相手にしていない。

ただし、仮に何もかもが完璧な男性と付き合ったとしても、彼女は満たされないだろう。
なるべく隠してはいるが、言葉の端々にM女特有の反応が見え隠れしている。
喫茶店で見ている彼女の顔は、表の顔に過ぎない。特殊な性癖には、特別な対応で。

「そろそろ、場所を移しましょうか」

硬いものほど、実はもろい。
ほんの少し前まで知的に談笑していたのに、僕の言葉の意味を理解した美沙は、一瞬で耳まで真っ赤に染まった。

はぎ取られた貞淑の仮面

僕にしたって、演じることはある。それはいいSM体験のための役作りでもある。
初めて顔を合わせた瞬間から、堕ちる瞬間の、一呼吸前まで。

僕は美沙の価値を讃え、褒め、上品さに合わせながらエスコートする。
彼女にとっては、そうされることは日常だった。
今日、求めているものは何だろう?優しさ?それとも、低俗な性欲?

「ラブホテルなんて、何年ぶりかです…」

特別な体験、何だと思う。
表の顔はしっかり守りながら。でも、それを最後まで保つことは許されないで。
この日、美沙はおしとやかなレディとして守られる存在ではない。

ひっそりと静まった部屋の一角で、僕はそっと美沙に触れる。
びくり、と彼女は反応した。

驚きでも、恐怖でもない。
彼女の頭の中で「いつ、スイッチが切り替わるのか?」その妄想が、極限まで高まっている。

私は、この人に、おかされる。

ホテルへ向かう道すがら、彼女はずっと考えていたから、ここまで反応する。
僕の指先が触れたのは、美沙があの日からしまい込んできたMの自分。

なにを期待してるの?いやらしい

耳元でささやかれて、美沙は一気に昂る。

脱がされて、触られて、感じる。
背中に、そっと触れるだけで。
お尻を、指先がなぞるだけで。

段々と、美沙の腰が逃げていく。
僕はそれを見逃さず、ビシっと叩く。

「あっ」

痛みにおびえる声ではない。
明らかに艶っぽい響きが含まれている。

美沙はもうすでに、魔法にかかっている。
触られて感じ、叩かれて濡れる魔法に。

「なっなんで…」

蕩けるのは、あっという間だった。
僕は、耳元でささやき続ける。
美沙の魔法を強化していく。
いつの間にか、体は言われた通り反応するようになる。
触れるまでもなく、言葉だけで。

「だめ、こんなの…」

けいれんが止まらなくなった彼女が言葉を絞り出す。
彼女の拒絶は、もちろん聞き入れられることは無い。
淫らさも、女の匂いも、美沙が普段の生活の中で必死に隠してきたもの。
誰にも押させなかった悦楽のスイッチ。

「ああっ…私、へんなのぉ」

自らを催淫にかかるように、美沙は言葉を発する。
彼女のM性はズルズルと引き出されていく。
体中を嬲る指が、弱い電流を走らせるように、性感を刺激する。

「ハルトさん…もうだめ。してください…」

何を?と僕は意地悪く聞く。
セックスしてください、と美沙は小さな声で言う。

貞淑の衣なんて、全部脱ぎ捨ててしまえばいい。
もっと猥雑な言葉を、僕は美沙に教え込む。
彼女はそれを、羞恥にまみれた顔で言う。

「…私の穴を使ってください」

高嶺の花は無残に散った。
そこにはもう何も残らず、誰も見向きもしないかもしれない。
美沙にとっては、そのことは問題ではない。

ありもしない幻想に憧れ、過剰に細心な扱いを受けることなんて、端から望んでなどいない。
欲望にまみれた、下品な女。
その日の美沙は、僕の上で一心に腰を振る、ただの女体にすぎなかった。

その後 … 目覚めた性

「あの日を思い出すと、変になるんです。もう一度、してほしいです。お願いします。ホテル代は、私が出します…」

会えない日のメールに、熱烈なメッセージが記されている。
数年という単位で蓄積された美沙の性は、あの日からとめどなく溢れだしたままだ。
歯止めはもう利かない。

奇麗な服で彩られたプロポーションの内側に、本当の美沙が存在している。
その顔を知っているのは、僕一人だ。

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