殴打系プレイ
SMの中でもハードな部類のプレイです。
鞭などの道具を使うのはSMならではの文化を感じますが、素手で行う殴打、暴力系プレイは粗野で荒々しいイメージです。
中には微妙に市民権を得ているプレイもありますが、危険と隣り合わせなことは間違いありません。ノーマル層から見るとあまりにも一般常識からかけ離れているため「それはSMとは言えない」と忌避されることも多いです。
本記事ではその実態について紹介します。やり方の手引きではないので、危ない部分の列挙のみです。
また、これらのプレイを好む層は空想の産物ではなく、一定数存在しています。
性的なニュアンスは全くないのも特徴で、もしかしたらSMとは別の名前がつく性癖なのかもしれません。
ビンタ
平手で顔を打つプレイです。
正面からビンタする人はおそらく居ないでしょうから、側面から頬を叩く感じになります。
このときに考えられる危険は
・目に指が入る
・耳に衝撃が加わると鼓膜が破れる
・顎に当たるとダメージが大きい
などです。
とにかく顔にモノが当たるというのは日常生活で殆ど経験しない衝撃です。
コンタクトスポーツでは頭部へのダメージを極力軽減するような工夫がなされています。軽微であっても頭部へ衝撃を加えるというのはリスクを伴います。
腹パンチ
「腹パンチダイエット」なんてのが出てきたので多少市民権を得てるのかな？なんて一瞬思いますが、腹部は腹部で危ないです。
腹パンチダイエットでは腹筋のある部分に当てています。
腹筋のない場所には何があるか？それは肋骨です。
肋骨は細い骨で、人体の中でトップクラスに折れやすい部分であり、リスキーです。
特に危ないのはS男性×M女性の場合です。
パンチの威力は体重に比例します。
ちなみに、男性と女性の平均的な体格の差は、背で10センチ、体重で10キロです。
S男性は自分より10センチでかくて、10キロ重い男にSMプレイとしてパンチ打たれるの想像してみてください。
また、パンチ技術のない人が「強いパンチ」を打とうとした場合「体を預けて押す」ような動きになることが殆どです。受けた側は苦しいとか以前に転倒して別の事故になります。
首絞め
危ないからやるな！以上！
って感じなんですが…
実際のところ、首絞め好きなMさんというのは多数おられるようです。
ひいては「首絞め SM」でググってる人も多いはずです。
上位表示されるサイトで「上手な首絞めプレイ方法」みたいなことが書かれてる場合もありますが、真に受けないでください。
人体の仕組みについて書きますと、首を絞められた場合は次のうちどちらか、または両方が同時におきます。
1) 気道が締まって窒息
2) 血流が減って失神
格闘技などでよく見るのは(2)で、まともに極まると「耐える」とかないです。入った瞬間から意識が薄らいでいくだけなので、すぐにタップアウト（降参）します。誰でもそうします。我慢してどうこうなるものではないのです。
「耐えてみて」とか言ってる人は、何も分かってない人なのでさっさと逃げてください
スポーツではルールに基づいてストップがかかりますが、SMではかかりません。
MさんはMさんで「どこまで我慢できるんだろう？」的な好奇心を持つ人も多く、S側が注意深く見てればいいというものでもありません。
Sさんは自分の首を触ってみれば、首絞めがいかに苦しいかすぐわかります。
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