M(マゾ)の本当の特徴を10人以上の心理テスト結果から読み解く

M(マゾ)の本当の特徴 タイプ診断

「Mの特徴」とか「ドMを見分ける方法」
などのホントかウソか分からない話が世の中にはたくさんあります。
軽くググってみると

相手に尽くしたがる
押しに弱く流されやすい
いじられるのが好き

マゾな人の特徴とは?マゾ・サドの意味や見分け方・SM診断まで紹介!

などといった記述が見つかり、そう言われればまぁそうかも…と感じる部分もあります。

一方、当ブログでは
「Mというのはあくまで個人の性格の上に乗っかっている性癖に過ぎない」
という主張をしており(現実的には混ざっちゃってるのは否めないものの)性癖と性格はなるべく切り分けて考えるよう努力しています。

今回はこの性格面にスポットライトを当てましょう。

はたして、Mに共通した性格が本当にあるのでしょうか?

本記事では、SM界隈初の(?)のデータ分析によりその答えを探ります。

性格と気質

人の性格というのは、もともとの気質+経験で決まります。

気質というのは、物事の基本的な捉え方の事です。

おいしい紅茶がカップに半分入っているとき
・まだ半分もある
・もう半分しかない
という2種類の反応に分かれます。
どちらがイイワルイとは無関係に、脳の癖で決まります。

ここで「まだ半分あるって考えた方がポジティブだし毎日楽しくなるよ!」というような情報を与えられると、考えを改める人もいます。経験によって性格が形作られた瞬間です。

でも、生来の気質が変わったわけではありません。
一瞬「あ、もう半分しかない…」と感じたあとに「いや半分もあるよ」と気持ちを切り替えていくのです。この切り替えは一瞬なので、他の人から見ると「ポジティブな性格の人」に見えるようになります。

逆に言うと、特に経験を積み重ねなければ、生来の気質がそのまま性格として表出します。

気質を指標化するテスト

経験は人それぞれ過ぎるので、気質のほうに特徴があるかを考えた方がよさそうです。
前置きが長くなってしまいましたが
そもそもの気質を測定する手段があります。

IDRlabsの
パーソナリティ スタイルテスト

パーソナリティ スタイルテスト
いくつかのスケールと次元であなたのパーソナリティを測定する包括的なパーソナリティ スタイルテスト。

です。

このテストが良い指標となる理由は、大衆受けを狙った心理テストとは異なり、精神医学をベースに作られたものだからです。考え方、感じ方の癖…つまり気質を数値化し、その傾向を算出してくれます。

やってみるとこういう感じにグラフが出ます。

心理テスト結果

項目の中にはそのものズバリで「マゾヒスティック」という項目もありますね。
Mさんはこの数値が高くなるのでは?という事前予想が成り立ちます。
他、聞きなれない単語も多いと思うので、いくつかピックアップして解説しましょう。

強迫

決めたルールに従わないとストレスになる気質です。
有名なものは潔癖症です。通常、問題ないレベルの汚れも何とかしないとソワソワします。
結果「まぁいいか…」と思えずに掃除を徹底する、手を頻回に洗う…などのルールが出来ていきます。
対象は人によって実に様々で、横断歩道は絶対に白い部分しか踏まない、などの強迫を持つ人もいます。

境界性

人の好き嫌いが極端に切り替わりやすい性質です。
昨日まで好きだった人が、ある一言をきっかけにすごく嫌いになってしまった経験は誰しあるかと思いますが、だいたいは「でもいいとこもあるしな…」と持ち直します。境界性の人はこの「持ち直し」部分が無かったりします。
逆に死ぬほど嫌いだった人が超好きに変わる場合もあり(普通「でも嫌なとこ見てきたし気を付けよう…」となるはずが、これもない)エキセントリックな人間関係になってたりします。

スキゾイド・スキゾタイパル

空想的、幻想的な状態に入りやすい気質です。あまり脈絡なくそういう状態になる場合が多く、物事の捉え方も他人とはちょっと違います。なんか他の人とすれ違うなーという感じを日常でよく抱えたりします(あるいはすれ違っている感覚自体、本人は無いかもしれません)

各スコアが高い場合、生きづらさを感じる場合が多いでしょう。

Mに共通した気質とは?

知り合いの「Mの自覚がある人」約10人にテストをやっていただいて集計しました。

心理テスト結果集

壮観ですね笑
このままでは分かりづらいので集計してみます。

心理テスト結果集計

各数値を並べて、単純に合計を求めています。
やっと解析に役立ちそうな感じになりました。
さらに合計値をグラフにしてみます。

心理テスト集計グラフ

これが「自分のことをMだと感じている人」の気質データです。
意外なことにマゾヒスティックが必ずしも高いわけではなく、全体で見ればむしろ低値です。
(この意味は別記事で解説予定です)

上位2つのスコアはオレンジで色分けしています。
一番高かったのは
「鬱」

でした。これは、落ち込みやすく自信を失いがち…という傾向を示しています。
また、自責、自罰などの感情とも強く結びついており(自傷という形で現れる人もいます)
スパンキングなど、SMでよく行われる行為との関連性が見いだせます。

2番目に高かったのは
「依存」
です。
こちらも支配/服従願望というSMの主要な要素とリンクしていると推測できます。

以上が客観的事実から導かれるMの特徴になります。
いかがでしょう?
何となく感覚と合うのではないでしょうか。

Mだから○○、は順序が逆かもしれない

物事には因果関係があり、順序を間違うと誤った結論になってしまいます。

著者としては、この記事を
・Mだから鬱っぽく依存的である
という意味で読んでほしくはないです。逆に
・鬱っぽく依存的な人が、結果的にSMの世界に辿り着いている
可能性を考慮したほうがいい気がしています。

つまり、鬱っぽく依存的な状態を緩和するために、SMプレイをしている…という仮説も成り立つのです。二つの気質は報酬系の機能不足という共通軸が考えられます。
(報酬系…快情動とSMの結びつきは下記の記事をご覧ください)

サイト名「白いゾーン」は、SMの世界と生きづらさの隙間にある空白地帯を示しています。
僕がSMをもっとカジュアルに、とか、多くの方と体験の時間を共有している理由は、こういう気質的な生きづらさに対して、SMがセラピーとして利用できるんじゃないか、と考えているからです。

大それた、ばかばかしい妄想でしょうか?
日常に組み込まれた「気持ちのお薬」ができたら、すごくイイことのはずだ、と信じています。
SMをもっと身近に、意味のあるものにしていきたいです。

ご興味をもった方は、ぜひテストをしてみて、結果を共有いただけると嬉しいです。

 結果のページはどうしたら共有できるの?

コメントやメッセージで結果を共有してくださる方、ありがとうございます。
うまく結果が貼り付けられない…という事が多々起きていますが、下記のような手順でやっていただくとうまくいくようです。
・診断結果が表示されているページで「Twitterで共有する」を一度押していただき、そこに出たURLをコピーする
・あるいはスクショを撮る

コメント

  1. もも より:

    はじめまして。
    いつも拝読しております。
    テストをしてみて、なぜMなのか…という答えみたいなものが見つかったような気がします。
    私の結果はこちらです。

    https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/test.php

    • ハルト より:

      ももさん、読んで頂いてありがとうございます。

      テスト結果の補足も別途頂きましたが、記事を裏付けるような数字になっていましたね。
      気質が分かれば、抱えやすい悩みもその解決方法も、少しずつ考えていくことができます。
      ご協力感謝です!

  2. くくるくる より:

    こんにちは、記事にリンクされているテストをやってみました。
    結果はものの見事に「鬱病の」「依存」がともに86%でした。次に多かったのは「境界性」71%でした。

    • ハルト より:

      くくるくるさん、コメントありがとうございます。
      境界性の値が高いと、他人への期待や裏切りといった感情を経験しやすくなります。
      落差で余計に鬱、依存も起こりやすくなるのかもしれませんね。

  3. Q より:

    お初にお目にかかります。
    記事を拝読させて頂きました。
    記事にリンクなされている、テストをやらせて頂きましたところ、かなり極端な結果になったことを、ここにお知らせいたします。
    簡易的に、鬱病と回避者が同数の86%、次にマゾヒスティックと依存がともに71%、となりました。

    個人的には異様に偏り、嫌悪感を感じました。

    詳しい結果がお気になる場合はこちらをご覧ください

    https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/test.php

    • ハルト より:

      Qさん、コメントありがとうございます。
      結果だけ拝見すれば、自己否定感と閉塞感に悩まされているのではないかな、と推察します。

      嫌悪感にも縛られすぎないようにして下さい。
      気質は考え方の特徴ですので、長所と短所をきちんと認識することが大事です。

  4. haru より:

    はじめまして。私も自分がどういうmなのか、そもそもmなのか知りたくてテストをしてみたところ、変な結果になってしまいました…
    数値が高かったものは否定論者的が100%、境界性と回避者が86%、自己陶酔症が71%で、依存と鬱に関しては意外にも低くそれぞれ43%、57%でした。

    私の結果です。リンクの張り方がよくわからないのですが、これで合ってますでしょうか?↓
    https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/test.php

    間違ってたらすみません…

    • ハルト より:

      haruさん、コメントありがとうございます。
      ここ、リンク張るのすごく難しくて皆さん失敗されてます(笑

      結果を見ますと、ストレス溜めやすい気質かもしれませんね。
      もしご主人様を求めるなら、色んな物事の答えを知っている人(つまり、賢い人)が合うんじゃないかなと思います。

  5. ゆう より:

    はじめまして。
    最近、サブミッシブという言葉を知って検索して、こちらのサイトにたどり着きました。いろいろな記事を拝読して、自分の気持ちや性格を見つめなおすきっかけになっています。
    私の診断結果を貼りますので、よろしければお役立てください。
    自認としては、サブミッシブのMだと思っています。
    https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/43-29-29-71-0-43-29-71-86-57-86-0-57-29-0/result.php

    • ハルト より:

      ゆうさん、コメントありがとうございます。
      拝見しましたが、本記事でまとめた結果とよく似ていますね。
      自分の性格を把握すると、今まで難しかったストレスへの対処もうまくいくようになります。
      何かあれば、悩み相談のほうもご利用ください。

  6. しゅん より:

    いわゆるSMを論理的にかいせつされており、いろんな記事を楽しく読ませていただいています。

    診断結果が非常に面白かったので共有させていただきます。
    https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/71-86-86-0-29-43-29-29-0-0-14-43-0-14-57/result.php

    行為においては、Mでサブですが、
    普段はドミナなのでこう言う結果なのかなと思ってます。
    別記事でSMを3軸のグラフで示されていましたが、ことエッチに限定すると、3軸目は精神的な支配みたいなのがくるのかなぁって考えたりしてました

    • ハルト より:

      しゅんさん、コメントありがとうございます。
      診断結果拝見しました。普段はドミナとのことで、Mさんとは違う傾向がみられますね。
      仰る通り興味深いです。

      普段の精神的支配と、エッチの精神的支配は、実は別の要素なのかもなぁ…と最近考えたりもしています。

  7. へっぴり腰 より:

    初めまして、最近SMに興味が出てきたので色々調べていましたらこのサイトにたどり着きました。

    自分がSなのかMなのかはたまたノーマルか知ってみたかったので やってみました。
    https://twitter.com/heppireeni/status/1460085547376934918?t=cgZIFSUnXo2zU3mamumJkw&s=19
    サディストと脅迫が1番高くそれに近い数値で依存と鬱病が高くなってるのですが、どのように解釈したらよろしいのでしょうか?
    自分としては若干Sよりだけど何かしらのきっかけでどっちかに転がるんじゃないかと解釈しております。

    • ハルト より:

      へっぴり腰さん、コメントありがとうございます。
      強迫が高い方は「自分の中のルール」にこだわる傾向があります

      これが守られないとストレスになるわけです。
      なので、親しい人にもルールをなるべく守ってもらいたくて、サディスト的支配に及ぶことは考えられますね。

  8. より:

    Mだと知人に指摘されてショックを受けて調べていたところこちらのページに辿り着きました。
    依存、鬱、境界性、スキゾタイパルが強く出てます。かかれていた通り生きづらいです笑
    よいご紹介をありがとうございます。

    https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/43-43-43-57-14-43-86-100-86-86-86-57-43-86-29/result.php via @idr_labs

    • ハルト より:

      そうですね。このプロファイルだとキツイ感じが強く出るかもしれません。
      一人が辛い時は、パートナーや友人と助け合いながら過ごすのがようにするとバランスを取りやすくなります。

  9. RINA より:

    初めて。日常では自他ともに認めるSですが、性癖に関しましてはMです。
    テストを試みますと、自己陶酔と脅迫観念については予想通り、過剰演技者と
    軽躁病は予想外でした。正直ちょっとショックで、なかなか分析しがたく。
    解釈に悩みます。

    • ハルト より:

      RINAさんはじめまして。
      演技が高い人というのも中にはいます。
      SMという枠の中で自分を脱ぎ捨てたい、という欲求に繋がるのかもしれません。

  10. より:

    はじめまして。二次創作でよく見かけるドムサブってドミナント/サブミッシブなのか、というのを知って検索し辿り着きました。

    依存癖がある自覚もあり鬱病も経たのですが、今は人生で初めて自分そのものをさらけ出せるご主人様と出会えたことで日々が安定しています。なのでおっしゃる通りMだから鬱になるのではなく、そういう傾向を安定させたいというところからSMという関係を求めるのだと思います。

    診断もしてみたところ、鬱と依存がどちらも100で少し笑ってしまいましたが、逆にすっきりしました!

    他の記事もゆっくり読ませていただきます、素敵で深く考えられたまとめをありがとうございます。

    • ハルト より:

      かさん初めまして。
      良い関係のご主人様と出会えて何よりですね。
      気質は人づきあいの経験で少しずつ変化していくものなので、今を楽しみながらイイ感じに持っていっちゃいましょう。

  11. とっとこ より:

    自分はほんのりM寄りかな?と思い診断してみたらマゾヒスティックは0%、逆にサディスティックが29%とおもしろい結果が出て興味深かったです。
    他の数値の高い部分にあぁ、確かに…と納得もできたのでもう少し自分自身についてじっくり向き合ってみようかなと思いました。他の記事も時間をみつけて読み漁りたい気持ちです、素敵なきっかけをありがとうございます。

    私は複数のパーソナリティ スタイルを持っています. https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/29-14-43-71-29-57-14-14-43-0-71-43-29-43-43/result.php

    • ハルト より:

      この記事の面白いところはまさにそこで、本来の意味のマゾと、世間一般の”マゾ”のイメージが異なっているんです。
      そこで、Mだと思っている人の気質を集計して「落ち込みやすく依存的」であることがいまやマゾと呼ばれているんだろうな、と読み取ることができます。

  12. もっちー より:

    初めまして、いくつか記事を読ませていただきました。どっちなのか分かってない10代女子です。

    ↓結果です
    https://www.idrlabs.com/jp/personality-style/test.php
    自己陶酔は予想通りでした。幸せですね。

    SMは人間関係の真髄というか、究極の互いを解放できる関係性だということが理解できました。物事を解明したい欲が満たされて面白かったです。ハルトさんほどブランクゾーンたちのために考えてくれている人はいないです。これからも楽しみにしてます!

    • ハルト より:

      もっちーさん初めまして

      お互いを解放できる関係性、手に入れるのはなかなか難しいですけど、うまく築けたら幸せですよね
      良い出会いがあることを祈っています

18歳以上ですか? 一部 R18 向けの記述があります。 あなたは18歳以上ですか?
タイトルとURLをコピーしました