- SMって分かりにくい?はじめて足を踏み入れる人のために
- SMって何なのよ?M=性癖から、M=性格になっちゃった現代
- はじめてのSMには難解な用語もいっぱい
- 「SMプレイをする」?
- はじめてのSMには不安もいっぱい
- 【SMの不安その1】 一度すると普通のセックスができなくなりますか?
- 【SMの不安その2】Q. 奴隷として支配されたら生活に差し支えないですか?
- 【SMの不安その3】Q. 自分をコントロールできなくなり、淫乱になりませんか
- 【SMの不安その4】Q. 危なくないですか?
- 【SMの不安その5】Q. どんな相手を選べばいいの?
- 【SMの不安その6】Q. やっぱりやめようと思うのですが…
- 【SMの不安その7】Q. 実際のところどうなの?
SMって分かりにくい?はじめて足を踏み入れる人のために
一昔前は、SMと言うと「薄暗い部屋、縄、ロウソク」の変態ワールドでしたが、最近ではずっとカジュアルなワードになってきています。
普段の雑談の中でも
「めっちゃSじゃないすか…」
「そういうとこがMだね~」
なんてやりとりをよく見ますね。
大抵はその場限りの冗談で終わるのですが、中にはピンと来て「そう言われてみると、たしかに自分はMかも?」と思い当たる方もいるでしょう。
でもなぁ、Mって言われても…ちょっと受け身なところはあるけど、そんなこと言ったら世の中の女子はほとんどMになっちゃうんじゃない?
そもそもMって何なの?
モヤモヤっとした彼女は、Mとは何ぞや?をググり始めます。
ですが、ここで一つの問題が生じます。
言葉があいまいになって門戸が広くなった一方、ググって得られる情報のほうもあいまいになっているのです。
「なにがSMかは当人たちの認識によります」みたいな結論丸投げパターンや「M女にはいやらしいことを言っていじめてあげましょう」などの普通のセックスとの差が見いだせないものも多くて、余計にモヤモヤが深まります。
一方で、はっきりした結論を書いている記事はだいたい「SMプレイ」にフォーカスしているものが多く、初心者にとっては本格的すぎてナニコレ怖い…と感じてしまいます。(冒頭の変態ワールドに舞い戻ってビビる)
現状では「SMって何なの?」の疑問に程よく答えてくれる場所はほとんど見つけられません。
SMって何なのよ?M=性癖から、M=性格になっちゃった現代
SMの指す意味は時代ごとに変わってきています。
特に大きな変化は、見出しの通り「性癖から性格へ」変わってきた点です。
雑談の中で登場する「Sだね、Mだね」はまさにこれですね。
SだMだ、という言葉は日常の雑談にうまく溶け込んでいて、ちょっとセクシュアルな響きがあるもののアウトになるほどではなく、それがまた面白い雰囲気を作り出して場を和ますという作用すら持ち始めています。
なので「SMが好きです」なんて発言も勢い許されそうな気になりますが、これはアウトです(笑)
そんなことを口にしたが最後
「えー、まじで!?変態…」
とドン引きされたあげく、変なこと考えている危ないヤツに認定されてしまうでしょう。
性に関しては、思ったよりみんなノーマルなのです。
男性、女性の区別もあまりありません。
ひとたびインターネットの世界に飛び込めば、目立つのは性欲に燃えた男子が目立ち、その数も思ったより多いので「男ってみんな変態だ…」と思うかもしれません。
でも、事はそう簡単ではありません。
性癖と性格のすれ違いの一例を見てみましょう。
エッチなことが大好きな自称Sの男性と、Mっ気の強い女性のカップル。
彼らはとある出会い系サイトで巡り合い、そのままイイ感じになり、初デートからロマンティックにベッドイン。
恋は盲目、自分の全てを預けたいとばかりに、女性はついに自分の願望を口にします。
「叩いてほしいの…」
…
……
………
この空気、どうなるんでしょう。
彼が無言で流してくれたらいい方です。
申し訳程度でも、ペチペチお尻を叩いてくれたらいいほうです。
実際の反応は、微妙な表情が物語っています。
「何言ってんのこの子…変態すぎない?」
ボタンの掛け違いは、男性の思うSMと、女性の思うSMの違いから起きています。
きっと、彼が想像していたのは性格としてのMです。
従順で、言う事を聞く女。今までより激し目のエッチ…。
逆に、彼女が想像していたのは性癖のほうです。
「叩かれたい」とか「言葉責めされたい」なんて、普通は
「いやちょっと…」
となってしまいます。
女の子に暴力をふるうのはいけません
人のことを、悪くいってはいけません
男性側にだって、小さいころから刻み込まれたモラルの壁があるわけです。
世のほとんどの人間は、まっとうな道徳の中に生きています。
性欲が昂っているからって、日常からかけ離れたものを受け入れてくれるとは限りません
はじめてのSMには難解な用語もいっぱい
不幸なすれ違いの原因は「SM」の意味の曖昧さにあるのは間違いないでしょう。
口に出すことがはばかられる以上、リアルでの情報収集は限界が来ます。
いきおいスマホで検索をかけるのですが、そこで得られる答えが曖昧なら、不幸の連鎖は永遠になくなりません(笑)
真面目なことを言うと、雑談における「あなたはMだね~」というやりとりには、言われるままとか上下関係的なニュアンスで言われます。
このような上下関係を表すSM用語として、実はD/sという言葉が存在しています。
ムチやローソク、激しいエッチとは全く異なる概念です。
一口にSMと言っても
・強めのエロが好きな人
・指示、管理されたい人
・痛いことをしてもらいたい人
様々な需要が存在しています。
問題は、この中身をうまく伝えられないと、自分のやってみたい何かに全然たどり着けないということです。
大事なのは自分の性癖を整理し、試すことです。
繰り返していけば、望むものに辿り着けます。
未経験だから、SMの世界に馴染めるか分からない。
そもそも、自分がMかどうかがよく分からない。
その答えが「相手が出来るまで分からないね」では不親切すぎますよね。
白いゾーンは、一つ一つ紐解いて、分かりやすく解説しています。
いい記事を見つけたら、ぜひシェアして広めてくださいね。
(迷子になりそうだったあなたと、あなたと同じように困っている人のために!)
SMとは何なのか?その概念について調べたい人は、下記のカテゴリをご覧ください。
SMとそうでないものの違いについて説明します。
「SMプレイをする」?
「SMプレイしてみようよ」と言われた場合、一体どんなことをするんだろう…?という疑問がわきます。プレイ自体は軽いものから重いものまで無数にあり、ガチガチのSMカップルではない普通のカップルであっても、たまに「SMプレイ」をしていることがあります。
よく見られるプレイは以下のカテゴリにまとめています。
鞭やローソクみたいな典型的なSMとは別に「ちょっと激しいエッチ」くらいの意味でSMと言われることもあります。無理やりっぽい感じや、強引な責めは凌辱系プレイとも言われます。(もちろん、お互いの同意は必須です)
ふつうのエッチもSMと言われると、よく分からなくなってしまいますね。一体どこに境目があるんだろう?というのが気になる方は、次の記事がおすすめです。
はじめてのSMには不安もいっぱい
SMに関する情報はググるだけでいくらでも集められます。
一番そういう事をしているのは、未経験や、経験の少ない人かもしれません。
SMはモノではなく体験なので、自分が直接やってみなければどういうものか分かりません。
前情報をいくら集めても、興味が増すばかりで困ってしまうでしょう。
さて、そんなMの行く手を阻む大きな壁があります。
「実際にするかどうか?」という決断です。
いくらポジティブな意見を積み重ねても、SMは基本的にはうさんくさいものです(笑)
一歩踏み出すかは誰だって悩ましい所でしょう。
ここから先は、実際に寄せられた相談のうち比較的経験の浅いMさんが抱きがちな不安について語ります。
【SMの不安その1】 一度すると普通のセックスができなくなりますか?
A. そんなことはありません!
SMでとろけるような快楽を味わうと、二度と普通のエッチでは満足できない…
エロサイトではよく見るキャッチコピーです。
しっくりきて自主的に戻らなくなる人はいるかもしれませんが、意志とは関係なく戻れなくなることはありません。
あなたが今までしたエッチやオ〇ニーも、あれが1番気持ちよかった…という序列があるはずです。
でも、1番以外はもうイヤだ!とはなっていないですよね。2番目以降もそれはそれで良さがあると思います。
快楽の強さばかりが価値ではありません。
むしろ、SMで心や体を開くことを覚えた結果、普通のエッチが楽しくなってノーマルに戻る人もいます。
そんなもんなので、心配しなくても大丈夫です。
だいたい、本当に戻れなくなるなら普通のエッチよりSMしてる人の方が多くなってますって…。
【SMの不安その2】Q. 奴隷として支配されたら生活に差し支えないですか?
A. 普段の生活を第一にしましょう
主従関係、ご主人様と奴隷という響きの中に含まれる「支配」という単語。
アイコニックではありますが、現代日本に暮らす以上は完全に支配することは無理です。
生活に干渉するような管理型のSMプレイもありますが、それはむしろ特殊です。
Mになる→非人間 ではありません。
ノーマルな人であれば、普段の生活が必ず先にあります。エッチなことはそのあとです。
学校に行ったり、仕事をしたりして、そのあと食事してお風呂に入って…
数々のルーティンが終わって初めて裸のひと時が訪れます。
SMという要素が入り込むなら、このひと時を置き換える形になるでしょう。
が、なぜかSMを中心に据えて残った時間で生活をしろという妄想をしている人もいます。
その気があるパートナーには、四六時中従うわけにはいかないことを先に伝えましょう。納得してくれなければ離れるのが無難です。
一方、ハイレベルなSは生活をギリギリ侵食しない程度に、かつさりげなくあなたを支配してくれたりもします。
目がハートマークになってるMは、きっとこんな「イイ人」に当たっているのでしょう。
【SMの不安その3】Q. 自分をコントロールできなくなり、淫乱になりませんか
A. 大人な相手にコントロールしてもらいましょう
ひとつ前の質問と似ていますが、問題の発生源が相手じゃなく自分というパターンです。
快楽の制御が出来なくなって、社会的にマズい感じになっちゃうんじゃないかという心配ですね。
長い間、SM妄想をしていた人や、普段の抑圧が強い人がよく口にします。
いろんな意味でエネルギーが溜まっているんでしょうね。
上記のような疑問を口にする以上は、かなり淫乱の素養があるのを自覚しているはずです。
自分だけでは実際どうにもならないかもしれませんから、相手を選びましょう。
恋人同士がお互い補い合うように、本来はSもMもお互いを補い合うはずです。
片方が暴走してしまったら、もう片方が何とかします。
【SMの不安その4】Q. 危なくないですか?
A. 人とプレイをちゃんと選びましょう
Sというのは嗜虐趣味のことであり、相手をいじめるのが好きな人です。
ここで怖いのは
・加減を知らないパターン
・分かってても暴走するパターン
の二つです。
いずれにしても、事前に完璧に分かる手段はありません。過去の人付き合いの経験に照らし合わせて、この人なら大丈夫そうだなと思う人を選びましょう。実際のところ、人に起因するリスクはSM特有のものではなく、普通の恋愛やエッチでも同じです。
一方でSM特有の特殊なプレイがリスクを生む場合があります。
スパンキングなどの痛いことや、苦しいことは特にそうです。
なので「これ以上はプレイとしてもやりたくない」ことを伝えるためのセーフワードというシステムがあります。
セーフワードが出たらそこで全部中止するわけですね。
この辺の取り決めをしっかりしてくれる人じゃないとダメです。
また、縄系も危ないプレイの一つです。
下手に縛ると血行が悪くなり、思わぬダメージを受けることがあります。
危ないことはしないに限るので、白いゾーンでのSM体験は、縄をプレイから除外しています。
【SMの不安その5】Q. どんな相手を選べばいいの?
A. ここまでに挙げたような不安な心理が分かっている人
見分ける一つのポイントは、普通の恋愛をちゃんと重ねてきている人かどうかです。
恋愛で失敗を重ねた人というのは相手と自分の区切りをよく理解しており、相手を思いやることができます。だから適切な関係になれる場合が多いです。
もう一つ気を付けたいのは、自分が初心者だからといって相手も似たような人…恋愛やSMの経験が少ないSを選んでしまう事です。
初めてSになるひとは、なんでもMに言う事を聞かせようとしてしまうところがあり(期待に応えようと頑張っているのかもしれませんが)列挙された不安を全てエスカレートさせてしまいます。
不安を感じやすい人はなるべく避けたほうがいいでしょう。
出会い方に関してはこちらの記事にもまとめてあります!
【SMの不安その6】Q. やっぱりやめようと思うのですが…
A. あなたの意見を尊重します。
やめても全然かまいません。
それも一つの決断です。
が、最後にひとつだけ。
物事には必ずリスクがあります。
それが0じゃないからといって遠ざけ続けると、つまらない人生になってしまいます。
いま楽しんでいる人たちは、迷いも不安も全く感じず、最初からSMの世界に飛び込んだんでしょうか?
いえ、違います。
みなさんそれなりの葛藤があったでしょう。
その上で、リスクと価値を秤にかけ、一歩踏み出そうと決めたはずです。
いまこの記事を読んでいるあなたも同じです。
トライするかを決められるのは、あなた自身しかいないのですから。
【SMの不安その7】Q. 実際のところどうなの?
当サイトには、実際にSMを体験された方(一部)のドキュメンタリーを掲載していますので、ご覧になってみてください。
実際にお会いした女性が、SM体験を決意するまでのドキュメンタリーです。
どんなふうに紐解かれるのか?描写を通して参考になればいいなと思います。
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