Q:
ハルさま、こんばんは。
突然の連絡失礼いたします。
私には悩んでいることがあり、それが日常生活に支障をきたすほど深刻になってきてしまったので、
相談させていただいた次第です。
悩んでいることと申しますのは、性、生殖に関することがものすごく苦手(なのに好き(小声))ということです。
現実的に困っていることは、大学(農学部です)で生殖、発生に関わる授業や実験のときに、
気分が悪くなって説明が耳に入らなくなってしまうことです。
胃のあたりがむかむかしてきて、顔は熱くなるわ、頭はくらくらするわ、なんか涙が出てくるわで正直しんどいです。
いつから、どうしてこうなってしまったのかと考えますと正直よく分からず、
中字校くらいから抵抗はあった(興味もあった)気がします。高校時代は保健室に通いつめて話を聞いてもらっていました。
しかし、最近、男女関係のこと、結婚のこと、将来のことを現実的に考える機会が増え、初めて付き合って別れるということを経験したこともあり、自分、こんなんでいいのかという気持ちが強くなってまいりました。
それと同時に、性への欲望、それに対する嫌悪、そしてそのように矛盾した自分への嫌悪、周りの楽しそうな人への羨望、清らかさへの憧れ……といった、入り混じってよく分からない状態になってきてしまいました。
昨日貴サイトを拝見し、共感の嵐と申しますか、私にはただのモヤモヤでしかなかったことが綺麗に言語化されている!!すごい!!!と感じ、その勢いのままメッセージをお送りしてしまいました。
お忙しい中申し訳ございませんが、そして何を質問しているのかいまいち分かりにくい文で恐縮ですが、ご返信いただけると幸いです。
A:
性を連想させる話題を苦手に、そして同時に興味をお持ちなんですね。
通しで読んでみて思うのは、内面的には性的な事柄を嫌っているわけではなさそう、ということ言うことです。
ではなぜ気分が悪くなるのかと言うと、刺激が強すぎるせいなんじゃないかと思います。
過剰に反応してしまって、それを苦手と勘違いしていないか?というところです。
>胃のあたりがむかむかしてきて、顔は熱くなるわ、頭はくらくらするわ、なんか涙が出てくるわで正直しんどいです。
このあたりは身体的な反応で、アレルギー反応によく似ています。
性的な話題に触れてアレルギーが出るというのは医学的にはないでしょうけれど、感受性が鋭すぎるがゆえに、似たような反応を示すことはあり得ることだと考えます。
ですから、キライなのに本当は興味や欲望がある、といった複雑な話は置いていおいて、まずは不慣れな性の話題に慣れ、免疫を少しずつつけていく、ということはできるように思います。
そこには未知への恐怖も含まれているので、白いゾーンを読んで頂くなどして予備知識を増やすと軽減もするでしょう。
ゆっくり慣れていく、できるだけ楽しむ、ということを心がけていけばきっと大丈夫です。
性愛に相容れないんだと、ご自身を嫌悪することはありません。
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