書いてもしょうがない、SMブログ界の仕組みについて

コラム

書いてもしょうがないこと

タイトル通り、書いても意味がない、本当に意味がないことなんだけど
あんまりSMって、ググっても役立つ情報が出てこないと思うのよね。

白いゾーンはこの手のサイトとしては、かなり論理的な構造になっていると思う。
Aという記事とBという記事があったとして、矛盾することを書いてない。

SM系の情報というのは、何でかわからないけど、同じサイトの中でAという記事とBという記事で、言ってることが全然違ったりする。
何ソレ? 何で?って話なんだけども。

これはブログ運営をしてみると裏が分かる。

マネタイズなきものは去れ、という風潮

まず、自分のブログを見てもらうために、検索して上位表示されなきゃいけない。
次に、検索で上位に表示されるために、Aという記事とBという記事が矛盾していても関係ない。
その記事の中でそれっぽいことさえ書いてあれば、上位表示されちゃうわけだ。
だから検索のみに最適化され、サイトの中では記事どうしが矛盾する、ということがしばしば起きる。
ちなみにいうと、記事が本当に濃密な情報を持っているかどうかはあまり関係ない。
特定の構造を持ってさえいればいい。

よく、○○って本当?解説してみた。
みたいな記事が出てきて、読んでみると全然解説になってなかったりしてガッカリ、ということがあると思うけど、まさにソレだ。
かくして、検索すると謎の解説が上位に表示され、それを見た人が対抗して謎の記事をまた書いて…ということが繰り返される。

検索に引っ掛かるようになるといいことの最大のメリットはマネタイズである。
広告収入が入ったり、優良記事が売れたり、自社サービスが売れたりする。
ていうか、現状ほとんど全ての記事はマネタイズを唯一の目的として作成されている。
その情報が読み手にとって「本当に」役に立つかは関係ないことなのである。

ちょっと前まではマネタイズはイヤらしいことだったけど、今はマネタイズこそ正義!やって当然!
みたいになってるから、モラルみたいなのは減ってると思う。
マネタイズを流行らせれば元締めが儲かる、というシステムに飲み込まれちゃってる。

(*とか言って、白いゾーンも 寄付のお願い は始めました。でも、寄付しなくてもすべての情報にアクセスできます)

どんなにいい記事も人目に触れなければ無いのと同じ

別に上位とか気にしないで、書きたいこと書けばいいじゃん!
と思う人もいるかもしれない。
でも、人目に触れない記事というのは、存在していないのと同義だ。
どんなにいいことが書いてあっても、読む人が居なければ意味がない。
だって辿り着けない。その真実に触れることができない。

検索と関係なく、ある程度記事を読んでもらえる仕組みもあることにはある。
ライブドアブログなどの無料ブログがそれだ。
記事を書くと、別のライブドアブログの一角に新着として表示されるので、アクセスがある。
ただこのシステムは、ライブドアブログのユーザの間でしか見てもらえないし、新着じゃなくなればそのまま藻屑になってしまう、というところにある。

実は本当に重要な情報は検索と無関係な場所にある

とはいえ、本当にいい情報が手に入る確率は、マネタイズと無関係な無料ブログこそ高い…と僕は思う。
無料ブログというのは、損得関係なく、書きたいことがある人がやるものだから。
検索のことなんて考えてないから形式なんてめちゃくちゃ。
でも、実は本質的な、価値のある記述が含まれていたりする。

理由は、その人の人生が書いてあるから。

僕の経験的にも、無名の記事の中に深く感銘を受けたものがいくつかあった。
これが真髄だ、素晴らしい。そう思った。
けど、今はもう探し出すことができない。
なぜなら検索に引っ掛からないから。
そこに在ったという事実を知っている僕ですら、もうその情報を見つけ出すことができない。

あの素晴らしい記事を読むことは、二度とできないんだ。

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